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家の周辺でイタチが見つかっちゃったんだよね。困るなあ。
イタチの捕獲について徹底解説します！
自宅にイタチが出るようになって困っている方は決して少なくありません。
そこでイタチを捕獲しようと考える方もいますが、イタチの捕獲について正しい知識を持っておかないと後々苦労してしまうことが予想されます。
そこで今回は、イタチの被害に合っている方に向けて、イタチの捕獲についての基礎知識を解説していきます。
この記事を読むことで以下の3つのことがわかります。
イタチの捕獲方法を知る前に、まずはイタチの基本知識について解説していきます。
イタチの基本知識を押さえて、間違った形でイタチを退治しないように心掛けてください。
イタチは屋根裏などにも住み着く可能性がある害獣
イタチは家の周辺だけでなく、屋根裏などにも住み着く可能性のある害獣です。
屋根裏に住み着いてしまうと、築年数が古い場合に屋根裏の床が突き抜けてしまうことが想定されます。
それだけでなく、屋根裏でイタチが尿をしてしまった際に、その臭いが部屋中に広がる可能性もあります。
屋根裏に住み着くと駆除するのに苦労してしまうため、屋根裏に住み着かないうちに何かしら対処したほうが良いでしょう。
ちなみに、イタチはニホンイタチとチョウセンイタチの2種類が日本に生息しています。
ほとんどの場合チョウセンイタチが出てくることが多いでしょう。
イタチのメスの捕獲は法律で禁止されている‐退治方法は追い出すことのみ‐
イタチはメスに限り捕獲が法律で禁止されています。
イタチは鳥獣保護法によって守られており、イタチが滅んでしまうことで生態系のバランスに歪みが生じないようにしています。
オスについては行政に許可を取ってからであれば捕獲することも可能です。
イタチのメスとオスの判別ができない方は、イタチを見つけたからといって捕獲することを視野に入れないほうが良いでしょう。
そうなると、イタチを退治するなら追い出す方法を考えるのが望ましいでしょう。
むやみにイタチを捕獲しようとすると、1年以下の懲役あるいは100万円以下の罰金が課せられる点に注意してください。
むやみやたらにイタチを駆除するのはよくないと説明しましたが、イタチによって私たちの生活にさまざまな被害が出ることが想定されます。
具体的にどのような被害が生まれるのかについて解説していきます。
糞尿の匂いや寄生虫などによる衛生上の危険
イタチが住み着いてしまうと、糞尿の匂いや寄生虫などによる衛生上の危険が問題にあげられます。
糞尿の臭いが広がると、自宅に住んでいる人だけでなく、近隣住民の迷惑にもなってしまうでしょう。
また、イタチの身体の周りには寄生虫が住み着いているケースも少なくありません。
そのため、素手で触ろうとすると寄生虫による感染症にかかってしまうこともあります。
中には重症化する感染症もあるため、直接自分で触ろうとするのも危険であることを押えておいてください。
屋根裏に住み着くことによる騒音の被害
イタチが屋根裏に住み着いてしまうと、騒音による被害も想定されます。
イタチは夜行性であるため、夜になると活発的に動くようになります。
屋根裏に住み着いてしまった場合、夜に屋根裏を走り回っている音が気になり、落ち着いてゆっくり寝られません。
寝られない夜が続くと精神的にも辛くなってくるため、イタチが屋根裏に住み着いたら早めに対処したほうが良いでしょう。
噛まれる危険性
自分からイタチに触ろうとしなくても、イタチに噛まれることもあります。
イタチに噛まれた場合はすぐに応急処置をしてください。
傷口をすぐに水で洗うなどして、できればその日のうちに病院に通ったほうが良いでしょう。
先ほども触れましたが、イタチに触れることで感染症に発展することがあります。
単に噛まれただけだからと放置していると、発熱や頭痛などの症状に見舞われることになります。
それが数日で落ち着けば問題ありませんが、酷い場合だと1カ月近く同じ状態が続くことも少なくありません。
最悪の場合、症状が悪化して死亡する感染症もあるため、すぐに対応することを心掛けてください。
許可を得た上でイタチを自分で捕獲する場合、以下の手順に沿ってイタチを捕獲してください。
step1:小型動物用の捕獲器を用意する
まずは小型動物用の捕獲器を用意します。
たとえば、エサを囮にイタチを捕獲する箱罠や踏むとワイヤーや金属板が足に巻き付く罠などがあります。
さまざまな捕獲器がありますが、行政では箱庭のみ許可している場合が多いでしょう。
基本的にイタチを捕獲するなら小型動物用の箱庭を使ってください。
ちなみに、捕獲器を貸し出してくれる自治体もあります。
決められた貸し出し期間内に決められたルールに沿って捕獲すれば、捕獲した動物を放獣させられることはありません。
貸し出し条件をよく読んで、自治体で捕獲器を借りてください。
step2:餌を用意する
捕獲器を用意したら、次は餌を用意します。
捕獲器に仕掛ける餌は唐揚げがおすすめです。
イタチは雑食性でなんでも食べる傾向にありますが、特に動物性たんぱく質のある食べ物を好みます。
その中でも揚げ物を好んでいるため、鶏肉を揚げた唐揚げやフライドチキンなどを餌に使ってみてください。
step3:イタチのいる場所に捕獲器を設置する
餌を用意したら、イタチのいる場所に捕獲器を設置してください。
イタチの行動範囲内にセットしておかないと、イタチを捕獲することはできません。
また、餌を屋外に置いてしまうと他の動物が引っかかったり、餌が劣化したりすることがあります。
そのため、餌を使った捕獲器は屋内のイタチの行動範囲に設置することをおすすめします。
step４:毎日点検をする
捕獲器を設置したら、毎日欠かさず点検を行ってください。
捕獲した後に放置していると、そのまま衰弱死してしまう恐れがあります。
私たちに認められているのはイタチの捕獲までであるため、毎日確認して罠に引っかかっていないか確認したほうが良いでしょう。
ちなみに、鳥獣保護法の観点から説明すると、殺処分をせざるを得ない場合は苦痛が少ない方法で処分すると定められています。
ここまでイタチの捕獲による駆除方法を解説していきました。
しかし、鳥獣保護法に抵触してしまうリスクをできるだけ避けたいと考えている方もいます。
そういった方は以下のような捕獲以外のイタチの駆除方法を試してみてください。
強い光を当てる
イタチは強い光に対してあまり耐性がありません。
チカチカと点滅する光を見ると居心地が悪い場所と感じて逃げ出すことがあります。
点滅するイルミネーションなどをイタチのいる場所に設置してみてください。
ただ、屋根裏にイルミネーションを設置するのはあまりおすすめできません。
白熱電球式の場合だと、電球が熱くなることで火災が発生してしまう可能性があります。
屋根裏以外のイタチの行動範囲にイルミネーションを設置することを心掛けてください。
どうしても屋根裏に設置するなら、LED電球を使うのが望ましいでしょう。
嗅覚を刺激する
イタチの嗅覚を刺激して追い出すこともできます。
イタチは漂白剤やお酢、石鹸などの匂いを嫌う傾向にあります。
そのため、イタチの行動範囲内に上記のものをお皿に置いて設置しておく方法がおすすめです。
また、漂白剤やお酢、石鹸などはイルミネーションと違ってあまり目立つものではありません。
音で追い出す
イタチを音で追い出すこともできます。
一番手っ取り早いのが屋根裏をほうきの縁などを使って叩く方法です。
これで逃げてくれることもありますが、単に屋根裏で暴れまわるだけになってしまうこともあります。
その場合は、超音波の音を活用してみてください。
YouTubeに超音波の音に関する動画がいくつかあるため、その動画をスピーカーで流しておくのもおすすめです。
こうした超音波は超音波の音は人間には聞こえないものの、イタチには聞こえるレベルに設定されています。
くん煙剤で駆除する
イタチをくん煙剤で駆除する方法もあります。
先ほど匂いでイタチを寄せ付けない方法があると説明しましたが、くん煙剤はより強い匂いでイタチが駆除できるものです。
一般で販売されているくん煙剤は大抵の場合イタチにも対応しています。
ただ、くん煙剤は子どものイタチだとうまく逃げられなくてそのまま死んでしまう可能性があります。
事前に子どものイタチがいることがわかっている場合は、くん煙剤以外の方法でイタチを駆除したほうが良いでしょう。
イタチを捕獲したものの、その後どうすればよいのかわからない方も少なくありません。
そこで、イタチの捕獲後の対応について解説していきます。
イタチの捕獲後の対応は主に以下の2つがあげられます。
放獣する‐自治体への許可申請時に場所などの確認が必須‐
イタチを捕獲したら、放獣するのが望ましいでしょう。
たとえば、河川敷や緑地帯、人通りの少ない場所などで放獣するのがおすすめです。
どこでも放獣してよいわけではないため、あらかじめ自治体にどこに放獣するか話し合ってください。
また、イタチを放獣している際に不審人物だと周りに思われないためにも、捕獲許可証を携帯しておいたほうが良いでしょう。
殺処分する
場合によってはイタチを殺処分することがよいと推奨してくる自治体もあります。
殺処分する際には、先ほど述べたようにできるだけ苦痛のない形で対処してください。
二酸化炭素ガスによる安楽死が一番おすすめです。
どのような形で殺処分すればよいのかわからない方は、害獣駆除の専門のプロに任せれば失敗せずに済みます。
さまざまな害獣駆除業者が全国に広がっているため、心配な方は相談だけでも持ちかけてみてください。
イタチを駆除した後は、再度イタチが来ないように予防策を施しておくことが大事です。
イタチの効果的な予防対策として以下のものがあげられます。
①エサとなるものを与えない
イタチにとってエサとなるものを自宅周辺に置かないようにしてください。
唐揚げやフライドチキンなどはもちろん、人間が捨てた生ごみもイタチにとってのエサとなります。
雑食性のイタチにとっての食料となるものを放置しないことを心掛けてください。
時間があれば、自宅周りを定期的に掃除しておいたほうが良いでしょう。
②忌避剤を利用する
忌避剤はイタチを追い出すときだけでなく、予防対策としても有効です。
イタチが入って来そうな場所に忌避剤を置いておくことで、自宅周辺にイタチが近寄って来なくなります。
ただ、忌避剤は匂いが強烈なものもあり、近隣住民とのトラブルや匂いが気になって生活しづらいなどの問題が発生するリスクもあります。
忌避剤を使うならある程度考えて、少なくとも周りに迷惑がかからないように使ってください。
③侵入口をふさぐ
イタチの侵入口をふさぐ方法もおすすめです。
屋根裏に繋がるイタチが入って来そうな場所をあらかじめ封じておけば、無理に屋根裏に侵入しようとはしなくなります。
ただ、素人の状態でイタチの侵入口を防いでも簡単に突破される可能性があります。
自分で侵入口を塞ぐことに不安がある方は、害獣駆除業者などのプロに任せると良いでしょう。
単に害獣を駆除するだけでなく、その後の侵入口の封鎖も専門的な道具を使って対応してくれます。
とはいえ、害獣駆除業者ごとで対応の良し悪しが異なります。
サービス利用者の口コミ情報などからどのような対応をしてくれる業者なのかがわかるため、サービスを利用する前に口コミ情報をチェックしてみてください。
④イタチがいた場所を掃除し、消毒する
イタチの駆除が終わったら、イタチがいた場所の掃除・消毒を欠かさないようにしてください。
イタチの身体に感染症に繋がる寄生虫が住み着いていると説明しましたが、当然ながらイタチが通った場所にも寄生虫がいる可能性があります。
イタチがいなくなってから感染症にかかると、イタチの残した寄生虫が原因だと気づきにくくなります。
なるべくイタチがいた場所の掃除・消毒を徹底するように心掛けてください。
消毒は一般的に使われるアルコールで問題ありません。
イタチの駆除を行う前に、消毒用のアルコールを準備しておいてください。
イタチは勝手に駆除してよいわけではないこともあり、イタチの捕獲についてさまざまな疑問を抱えている方がいます。
そのため、インターネット上ではイタチの捕獲に関する質問が多数投稿されています。
今回はその中でも特に質問されることの多かった以下の質問に回答していきます。
イタチが嫌がるものはなに？
イタチが嫌がるものは、先ほど触れたくん煙剤や漂白剤などの匂いがあげられます。
それだけでなく、超音波も苦手としているため、音を使った駆除方法も有効です。
他にも、イタチの天敵としてワシやタカなどの猛禽類、キツネや野良猫などの動物があげられます。
猛禽類の動物はイタチなどの姿を上空から確認し、隙を見つけたら襲い掛かります。
キツネや野良猫などもイタチを食料として見ており、イタチを見つけ次第走って襲ってきます。
しかし、イタチの天敵になるからと猛禽類やキツネ、野良猫などを飼うのは得策とは言えません。
イタチを狩るための調教をしないと確実な対策になるわけではないため、基本的には匂いや音などの要因でイタチを回避するのが望ましいでしょう。
イタチは普段何を食べている？
イタチは雑食ですが、普段はネズミなどを捕食して食べることが多くあります。
それ以外だと鳥の卵やひな、カエル、魚などもよく食べます。
他にも、果物を食べることが多いため、果物を育てている家庭だと果物の被害が発生してしまうこともあります。
そういった方は特にイタチへの対策を欠かさないように心掛けてください。
イタチの忌避剤のおすすめが知りたい
イタチの忌避剤のおすすめとして、「バルサンプロEX 12～16畳用」があげられます。
1,000円くらいで購入できるもので、バルサンシリーズの中でも煙が強力なタイプの商品です。
威力が強い分、使うとしたら屋内に限定したほうが良いでしょう。
屋内で使用する場合は、使用後に換気することを忘れないでください。
屋外で忌避剤を使うなら「逃げまんねん！」という水に強い商品がおすすめです。
屋外で忌避剤を使う場合は天気の悪さにもある程度対応できるように、水に強いものを用意しておくのがおすすめです。
また、農作物を育てている方であればそれにも影響が出ない忌避剤を使うのが適切で、「逃げまんねん！」は農作物が近くにあるところでも使えます。
ただ、短時間で50mmを超えるレベルになると忌避剤の効果が薄れてしまうでしょう。
その場合は、忌避剤のまき直しが必要です。
自力でイタチの駆除が難しいときは？
自力でイタチの駆除が難しい場合は、害獣駆除業者に依頼したほうが良いでしょう。
害獣駆除業者に依頼すると1万円程度のお金がかかってしまいます。
しかし、そのお金を払うだけでイタチを駆除してくれ、かつ侵入口の封鎖や掃除・消毒まで丁寧に対応してくれるケースがほとんどでしょう。
また、害獣駆除業者によっては1度イタチの駆除を依頼すると、最長10年は再度イタチの駆除を依頼する場合に無償で対応してもらえます。
一方で、自分で駆除するとなると自治体に話を持ちかけ、イタチの駆除に必要な準備に1万円近くのコストがかかります。
それでイタチが再発したらまた同じ分のコストを払うことになるため、費用面でも長い目でみたら業者に任せた方が安くなります。
イタチ駆除の援助金など自治体の援助はある？
イタチ駆除に自治体からの援助金が降りることもあります。
たとえば、高知県の日高村では電気柵などの購入金額の半分が補助金として降りています。
他にも、一部の自治体では害獣の駆除・被害防止のために必要な費用の一部を賄ってくれるところもあります。
詳しい内容は自治体によって異なるため、自分の地域の自治体ではどのような決まりになっているのか事前に確認してみてください。
イタチの捕獲に関する注意点が知りたい
イタチの捕獲については、メスは捕獲禁止となっており、オスは行政からの許可が必要です。
法律で守られていることであるため、違反した場合には1年以下の懲役または100万円以下の罰金になります。
自治体ごとに若干ルールに違いがあるため、自分の地域の自治体の対応がどうなっているか事前に確認してください。
一次被害はもちろん、二次被害にも目を向けてイタチの捕獲を考えてみてください。
イタチの捕獲について、鳥獣保護法の関係で許可なく勝手に捕獲することはできません。
また、捕獲したとしても適切な処理を行わないと健康被害に見舞われたり、イタチが再発してしまったりすることがあります。
費用面で見ても、案外自分で捕獲する場合も高いコストがかかってしまいます。
確実にイタチの捕獲して予防対策を行ってもらい、長い目で見て低コストに抑えることを考えると、害獣駆除業者に依頼するのが適切です。
それから自分にとって利用しやすいと感じる害獣駆除業者に相談してみてください。
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